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一言居士です。これだけは聞いて欲しいと思っていることを書かせていただいております。
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東北の商店街で最も規模の大きい仙台市青葉区のアーケード街で、空き店舗が顕在化してきた。約300軒を数える路面店のうち、19日現在で23軒がシャッターを下ろしている。土地取引の停滞や大型店の出店が影響しているという。数万人の歩行者が行き交うという恩恵にあずかってきたアーケード街にも衰退の兆しが表れたといえ、商店主は危機感を強めている。

 空き店舗は地図の通りで、2007年から虫食い的に出始めた。クリスロードでは07年12月までに、ビジネスホテルと隣の画材店が廃業。土地と建物は東京の不動産会社が取得したが、「再活用の方針は決まっていない」という。

 ハピナ名掛丁では2軒並ぶパチンコ店が今年3月までに閉店した。不動産ファンドが1店を購入して再利用を図ったが、実現していない。

 仙台市の不動産鑑定士田所照章さんは「仙台で起きた不動産の“ミニバブル”も07年までに沈静化した。バブル時に高値で買い取られた土地の値が下がって転売できなくなり、塩漬けになっている」と分析する。

 JR仙台駅前に商業施設の仙台パルコとエスパルⅡが相次いで出店した影響も小さくない。マーブルロードおおまちの帽子店など3店が両施設に移転。アーケード街から集客力のある施設へと店舗の集約化が進む。

 アーケード街の歩行者の通行量は1日3万―5万人。週末は隣県の買い物客も訪れ、東北の商店街で独り勝ちの状況が続いた。地元店が後継者難で中央資本の店に代わることはあっても、空き店舗は顕在化しなかった。

 一番町の商店街関係者は「こんな虫食い状態の空き店舗化は初めて」とと表情を硬くする。青葉区の不動産業者も「客に素通りされて活気がない商店街もある。何か手を打たないとシャッター街になる」と警告する。

 仙台ではアウトレットモールも郊外に開業、商戦はさらに激化する雲行きだが、アーケード街の魅力は衰えていないという見方もある。仙台市の不動産会社「グローイングコンサルタント」の勝村真津雄社長は「入居を希望する店は以前に比べれば多少減ったが、まだまだ多い」と指摘する。

 仙台商工会議所の間庭洋専務理事は「大型商業施設の出店が落ち着けば、アーケード街への出店は再び活発化するだろう。空き店舗化は一時的で、深刻な状況とは考えていない」と話している。

[仙台のアーケード街]「一番町4丁目」「ぶらんどーむ一番町」「サンモール一番町」「マーブルロードおおまち」「クリスロード」「ハピナ名掛丁」の6商店街で構成され、南北に約800メートル、東西に約900メートルの歩行者専用道路がT字形に通っている。仙台七夕まつりの主会場としても知られる。


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