一言居士です。これだけは聞いて欲しいと思っていることを書かせていただいております。
傘販売、自転車レンタル…付加価値提供
ユニークなサービスを売り物にした賃貸マンションが都心に相次いで誕生している。雨の日にはフロントで傘を販売したり、全国の高級旅館を割引価格で利用できたり…。住まいに求める快適さが多様化する中、分譲マンションにも負けない付加価値を提供する業者が増える背景には、「都心で便利に、しかもローンを背負わず質の高い暮らしがしたい」という需要があるようだ。(村島有紀)
≪近隣相場と変わらず≫
三井不動産グループが昨年9月、東京都港区に建設した賃貸マンション「芝浦アイランド エアタワー」(871戸)。エントランスをくぐると、高級ホテルを思わせる豪華なロビーが現れ、制服を着たコンシェルジュが出迎えてくれる。タクシー、ハイヤーの手配はもちろん、切手やはがき、靴の修理取り次ぎサービスも。雨の日には1本500円で傘も販売している。
なぜ、傘を? 「48階建てのため、高さは170メートル。20階以上になると、雨が降っているかどうか分かりにくいので」と管理会社の職員。エレベーターで高層階の自宅に戻ることなく傘を手にしたいという要望に応えたのだという。
今年1月末に世田谷区に完成した東京建物の「アパートメンツ三軒茶屋」(360戸)は、カーシェアリング用の乗用車2台を用意。電動アシスト付き自転車のレンタルもでき、入居者の利便性を文字取り“アシスト”する。また、一部をペット可住戸専用にして、ペット用のエントランスも設けている。
両マンションとも40平方メートル弱の1Kの家賃月額15万円前後で近隣相場と変わらず、サービスを考慮すると割安な印象だ。
≪選べるメニュー≫
福利厚生アウトソーシングサービスを手掛けるベネフィット・ワン(東京都渋谷区)は4月から、高級マンション向けにコンシェルジュを常駐させ、フロント対応をよりきめ細やかにした。企業を対象に行ってきた8000以上の福利厚生メニューを入居者向けにアレンジし、一流ホテル・高級旅館の割引優待や24時間の健康相談などを提供している。
既存の家具付き賃貸マンションも工夫を凝らし始めた。プリンスホテルが港区内で運営する2件の高級賃貸マンションでは、クリーニングが同ホテルと同じ翌日配達だ。いずれのマンションも月単位の賃貸契約。「ホテルのスイートルームの半額以下で、同様のサービスが受けられる」(不動産事業部)とPRする。
六本木ヒルズ、プルデンシャルタワーレジデンスなど、1平方メートル当たり1万円程度の家具付き高級賃貸マンションを手掛ける森ビルでは、元ホテルマンらが直接、サービスを担当する。入居者向けに、浮世絵の鑑賞や浴衣の着付け、料理教室などのイベントを年50回、無料で提供。花火大会や大みそかのカウントダウンパーティーで入居者の交流も手伝う。
≪持ち家より株式投資≫
なぜ、持ち家ではなく賃貸マンションにこだわるのか。
東京タワーを部屋から望める前述のエアタワーに暮らす男性会社員(32)は「会社から近くて便利なうえ、友人とのパーティーも開きやすい。今は仕事も遊びも思い切りやりたい」。中央区の家賃月額約20万円の2DKに住む30代の会社員夫婦は「管理組合もなくて気楽。人口が減る東京に投資する(家を買う)より株式投資の方が将来、まだ可能性があるから」とその理由を話す。
リクルートの賃貸情報サイト「フォレント・jp」の千葉由里編集長は「家を持って一人前という感覚は随分前からなくなった。不安定な景気動向で、ローンを背負うようなリスクを負いたくない心理が働いているのでは」と話している。
ゲームボーイの名作
ユニークなサービスを売り物にした賃貸マンションが都心に相次いで誕生している。雨の日にはフロントで傘を販売したり、全国の高級旅館を割引価格で利用できたり…。住まいに求める快適さが多様化する中、分譲マンションにも負けない付加価値を提供する業者が増える背景には、「都心で便利に、しかもローンを背負わず質の高い暮らしがしたい」という需要があるようだ。(村島有紀)
≪近隣相場と変わらず≫
三井不動産グループが昨年9月、東京都港区に建設した賃貸マンション「芝浦アイランド エアタワー」(871戸)。エントランスをくぐると、高級ホテルを思わせる豪華なロビーが現れ、制服を着たコンシェルジュが出迎えてくれる。タクシー、ハイヤーの手配はもちろん、切手やはがき、靴の修理取り次ぎサービスも。雨の日には1本500円で傘も販売している。
なぜ、傘を? 「48階建てのため、高さは170メートル。20階以上になると、雨が降っているかどうか分かりにくいので」と管理会社の職員。エレベーターで高層階の自宅に戻ることなく傘を手にしたいという要望に応えたのだという。
今年1月末に世田谷区に完成した東京建物の「アパートメンツ三軒茶屋」(360戸)は、カーシェアリング用の乗用車2台を用意。電動アシスト付き自転車のレンタルもでき、入居者の利便性を文字取り“アシスト”する。また、一部をペット可住戸専用にして、ペット用のエントランスも設けている。
両マンションとも40平方メートル弱の1Kの家賃月額15万円前後で近隣相場と変わらず、サービスを考慮すると割安な印象だ。
≪選べるメニュー≫
福利厚生アウトソーシングサービスを手掛けるベネフィット・ワン(東京都渋谷区)は4月から、高級マンション向けにコンシェルジュを常駐させ、フロント対応をよりきめ細やかにした。企業を対象に行ってきた8000以上の福利厚生メニューを入居者向けにアレンジし、一流ホテル・高級旅館の割引優待や24時間の健康相談などを提供している。
既存の家具付き賃貸マンションも工夫を凝らし始めた。プリンスホテルが港区内で運営する2件の高級賃貸マンションでは、クリーニングが同ホテルと同じ翌日配達だ。いずれのマンションも月単位の賃貸契約。「ホテルのスイートルームの半額以下で、同様のサービスが受けられる」(不動産事業部)とPRする。
六本木ヒルズ、プルデンシャルタワーレジデンスなど、1平方メートル当たり1万円程度の家具付き高級賃貸マンションを手掛ける森ビルでは、元ホテルマンらが直接、サービスを担当する。入居者向けに、浮世絵の鑑賞や浴衣の着付け、料理教室などのイベントを年50回、無料で提供。花火大会や大みそかのカウントダウンパーティーで入居者の交流も手伝う。
≪持ち家より株式投資≫
なぜ、持ち家ではなく賃貸マンションにこだわるのか。
東京タワーを部屋から望める前述のエアタワーに暮らす男性会社員(32)は「会社から近くて便利なうえ、友人とのパーティーも開きやすい。今は仕事も遊びも思い切りやりたい」。中央区の家賃月額約20万円の2DKに住む30代の会社員夫婦は「管理組合もなくて気楽。人口が減る東京に投資する(家を買う)より株式投資の方が将来、まだ可能性があるから」とその理由を話す。
リクルートの賃貸情報サイト「フォレント・jp」の千葉由里編集長は「家を持って一人前という感覚は随分前からなくなった。不安定な景気動向で、ローンを背負うようなリスクを負いたくない心理が働いているのでは」と話している。
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